【保護】やむを得ず犬猫を手放さなければならない方へ

何かしらの事情により、犬猫を手放そう、手放したいとお考えの方へ。

「散歩中に他のわんちゃん、ねこちゃんに危害を加えてしまい、自分では制御できない」
「吠えや問題行動が多く、自分ひとりではこれ以上対応ができない」
「急な転勤でどうしても連れていけない、引き取り手もいない」
「ペットが重い病気にかかってしまい、世話を続ける自信がない」
「子供が動物アレルギーになってしまった。本当は手放したくないけれど…」
ご家族の不幸や、病気などで、生活スタイルが大きく変わってしまった」

皆さんが様々な事情を抱え、そして悩んでいます。
「手放そう」と思い込む前に、まずはお気軽にご相談ください。
少しサポートがあるだけでも楽になり、考えが変わる方々も多くいらっしゃいます。

当団体での保護・引取活動について

当団体では、以下にあげる3点を 1)より優先に保護することを目的としております
1)保健所などで命が絶たれてしまう前の動物の保護
2)様々な理由により飼育困難となってしまった飼い主の方からの引き取り
3)他団体やブリーダーからの引き取り 
などの活動しております。

※通報(ネグレクトや多頭飼育崩壊、飼い主以外からのご相談)については直接お受けすることができませんが、できる限り最善を尽くしますのでご相談ください。
基本的には各地方行政にご相談いただき、当団体は行政と連携をとって動いていきます。

1)保健所などで命が絶たれてしまう前の動物の保護

保健所で引き取られた「命が絶たれてしまう前」の犬猫の保護を行っています。
・攻撃性が高く、引き取り手の見つからない犬猫
・年齢もしくは身体の不自由が目立つ犬猫
・保健所内での収容数を超えてしまった犬猫
「攻撃的」にも「特定の人しか近づくことができない」「世話はできるが稀に噛む」など、軽度なものから重度なものまでありますが、当施設には訓練士が在中しているため「全く触れない犬」でも引き取りを行っています。

「興奮による噛み付き」モカの例

元の飼い主の方が引っ越しにより飼育困難と判断し、保健所に引き取られたモカ。
保健所内において性別・年齢を問わず「興奮」による噛み付きが問題となっていました。
触られることに抵抗があり、触ろうとすると噛んでしまう警戒心が強い性格です。
2020年3月頃に保健所の職員の方からご相談いただき、1年間、モカの性格をきちんと理解したうえで訓練を行ない、2021年3月には兵庫県の男性に引き取られていきました。
最初はモカも警戒してましたが、LINE等でサポートさせていただきながら、現在は噛み付くことなく幸せに暮らしています。

2)様々な理由により飼育困難となってしまった飼い主の方からの引き取り

引っ越しや病気、高齢などの、様々な理由により飼育困難となってしまった飼い主からの引き取りを行っています。
まずは「なぜ手放したいと思ったのか」をお聞かせください。

手放すことなく、当団体で協力・サポートができることがないかを一緒に考えます。
「手放す」という結果に繋がったとしても、飼い主さんが自分を責める必要はありません。

保護について、当団体がどのような考えで行なっているか
拙い言葉ではありますが、動画でお伝えできればと思いますので(現在動画作成中です)、是非お悩みの方に見ていただけますと幸いです。

まず各地方にある行政の保護施設(愛護センター等)に1度相談してください。
(狂犬病予防法というものがあり、登録等で行政が関わっています。行政としても把握しておく必要があるためです。)

その後行政での引き取りがむずかしいと判断された場合は、当団体にて引き取りを行います。

手放すと決める前に行なってほしい2つのこと。

① 悩みに合わせて、身近なプロに相談をする

例えば、病気なら獣医の先生へ、問題行動や世話のお悩みなら訓練士へ。
問題に合わせたプロとの相談はとても大事です。

さらに相談相手は一人だけでなく、二人以上が望ましいと考えます。

その一人に当団体理事長である渥美がなります。どうぞ気軽にとなりにあるYouTubeも参考に直接ご相談ください。

② 家族・知り合いなどの話せる人へ相談

信頼のおける身近な家族・知り合いに相談、声がけを行なってみましょう。

まずは周りの友人や知人、親戚や近所の方でペットを引き取ってくれる人はいないか探してみましょう。
友人や知人に相談することで、他の人に呼びかけてくれるかもしれません。

また、行きつけの動物病院の獣医さんにも聞いてみるのもよいでしょう。
病院によっては新しい飼い主を探すために手を貸してくれる場合もあります。

費用について

動物を飼ったことがある方はご存知かと思いますが
当たり前ですが飼育等には費用が発生します。

ペットフードをはじめ、医療費(各種ワクチンを含む)、健康を保つためのトリミングなど、
世間一般では犬が年間20〜30万円、猫が年間10〜15万円かかると言われています。
終生飼育代行と呼ばれるサービスも実際に存在しており、犬猫の年齢や状態にもよりますが、100万〜300万と各施設によって価格設定は様々です。

■ VariousColorsでは

保護活動を行なうにあたり、費用設定をどのようにするかを一番悩みました。
「引き取り費用を0円にすることで、簡単に手放してしまう人が増えるのではないか」
「”ペットの幸せ”を第一に考え、無料だからこそ声をかけてもらえる=救える命が増えると考えるべきか」

もちろん、皆様から頂いている募金ですべてが賄えれば費用をいただく必要はありません。
しかしながら、現状ではまだ「定期的な募金」という文化に馴染みがない人が多い、数が少ないということも事実です。

上記を踏まえ、当団体の現段階の意見としては
「前年の総募金額に応じ、月額費用を決定する」方向で進めていきたいと考えています。

引き取り時の費用例(わんちゃんの場合)

健康診断料:5,000円(直近3ヶ月以内の健康診断結果をいただける場合は免除)
登録変更料:3,000円

<健康診断で健康と認定された場合>
次の飼い主さんが見つかるまでの早さと、医療リスクの少なさからわんちゃんの年齢で費用設定を行なっております。
健康診断の結果や、攻撃的な行動がある場合は要相談にて、話し合いのもと月額を決定していきます。

年齢 A:基本月額 B:医療費・ご飯代など

合計月額(A+B)+αご飯代金

1歳未満 3,000円

■ トリミング・医療費
①トリミング(年6回):5,000円程度×6回=30,000円程度
②6種混合ワクチン(年1回):7,000円程度
③フィラリア予防※ノミ、マダニ含む(年7回)

2,500円程度×7か月分=17,500円

④狂犬病ワクチン(年1回):3,000円程度

①~④合計より
57,500円程度÷12ヶ月=4,791円程度

※例として表中は月々5,000円で計算

■ ご飯代(+α)
月々3,000円程度~10,000円程度
※その犬の状態により決定

8,000円~+α
 1~3歳 5,000円  10,000円〜+α
 3~5歳 7,000円  12,000円〜+α
 5~7歳 9,000円  14,000円〜+α
 7~9歳 11,000円  16,000円〜+α
9~11歳 13,000円 18,000円〜+α
11歳〜 15,000円  20,000円〜+α

A:基本月額には、里親探し代とし基本管理費として設定させて頂いております。
※B:医療費・ご飯代などに関しては健康診断の結果(病気の有無)や体重に応じて変動します。
※里親以外の方法をご希望の場合は、ご家族毎にご相談させていただきます。例えば終生当施設で飼育を希望など
※上記A:基本月額は「前年の総募金額・トリミングでの収益」に応じて1年に1度総会にて見直しを行います。(毎年6月予定)
※無条件で引き取りを行うわけではなく「面談」を行った後に引き取りを行ないます。
※浜松市以外からのお引取りの場合「狂犬病予防注射済票交付手数料」が一律で550円かかります。

★猫(野良猫または飼い猫)ちゃんの引き取り(ねこちゃん保護について)★

仔猫、成猫、病気・事故後の猫、飼い猫などなど状況により一概に「こうしてください」とお伝えしづらいのですが・・・

〇仔猫(野良猫)であれば、団体または保護した方が保護する事をお勧めします。その後、去勢不妊を行える月齢まで来たら去勢避妊を行い人(引き続き団体もしくは保護した方)が飼育していき必要に応じ里親募集活動へとつなげることをお勧めします。

〇成猫(野良猫)であれば、その猫が去勢不妊手術が終わっているか?(お耳の先端がカットされています※さくら耳)それらが行われている場合は地域猫として自然に任せることをお勧めします。あまりにフレンドリーで飼い主となりたいのであれば保護してもよいでしょう。

まだ去勢不妊手術が行われていない場合は一時的に保護し、それら去勢不妊手術を行うことをお勧めします。その後、かなり陽気なタイプでフレンドリーであれば人が飼育することも良いですが、警戒心が強く攻撃性が高いなどの場合、自然に戻してあげる方がよいケースもあります。その猫のタイプごと検討することが望ましいでしょう。※そもそも捕獲することが難しいのですが・・・

〇病気・事故後の猫(野良猫)であれば、命の危険があります。すぐに保護しご自身でまたは当団体にお声掛けください。早急に回復できるようにサポートします。

〇飼い猫(飼い主様がはっきりしているケース)の保護の場合原則わんちゃんの場合と同様に引き取り費用を提示します。※健康診断における状態により変動します

ちなみに・・・

「野良猫を保護をするときは、その猫を飼う覚悟がある」という場合は、何も考えず保護していきましょう。
ただし、その覚悟がない場合」は、先にお住まいの市町村もしくは近所のネットワークを探して下さい。
各団体ごとに方針や想いがありますので、そのアドバイスを聞いた後に行動すると良いと思います。
※将来はしっかり保護し、犬同様猫も管理された社会になれば素晴らしいと思います。そうできるように、当団体におきましても検討していきます。

3)他団体やブリーダーからの引き取り

・保護をしたけれども攻撃性が高く手に負えない
・多数の保護で管理しきれない
・繁殖後の犬猫や、奇形で生まれてしまった犬猫
などの悩みをかかえる他団体、ブリーダーからの引き取りを行っています。
※ただし団体名・ブリーダー名を公表可能な方のみが対象です。
(名称を隠すことによって、より知識を深めないままブリーディングが行われることを防止するためです)

※多頭崩壊が行政により認められた場合は、無償で保護します。
※各団体からの引き取りについては、話し合いのもと費用をかけるケースも存在します。

みなさまからのご意見・応援
お待ちしております。

皆様からのご支援で、動物たちの命が救われます。応援をよろしくお願いいたします。
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