寒い冬の過ごし方。寒さ対策を考えよう!
12月に入り、一気に寒さが増してきました。
犬にとっては暑い季節よりも過ごしやすい冬ですが、寒さ対策はしっかりとってあげる必要があります。暖房機器で部屋を暖めるだけでなく、グッズや洋服なども上手に使って、寒い冬を乗り切りましょう。
寒さに弱い犬の特徴
犬には寒さを苦手とする子もいます。まずはどんな犬が寒さを苦手とするか、その特徴を覚えておきましょう。
犬の中でもシベリアンハスキーやサモエドといった寒冷地域出身の大型犬は寒さに強いと言われています。それとは逆に、チワワやパピヨンなどの小型犬であったり、イタリアングレーハウンドやミニチュアピンシャーなどの短毛犬種は寒さに弱いので、防寒対策をとってあげましょう。
そのほか、子犬や老犬は成犬に比べ、体温調整がうまくできないため、注意する必要があります。
犬の寒さ対策
寒さに弱い犬の場合は、特に室内や散歩時でも寒さへの対策をしっかりと行ってあげましょう。
室内の寒さ対策
個体差はありますが、犬にとって室温23~26℃、湿度45~65%が快適な環境といわれています。人の過ごし易い環境とも大差は無いと思いますので、人、犬共に過ごし易い環境になるよう、エアコンや加湿器で室温調整をしてあげましょう。
もし犬が震えていたり、縮こまって動かない、といった様子は、その子にとってはまだ寒い可能性があります。室温を上げるか、洋服や防寒グッズを用意してあげてください。
ただし、過度に温めてしまわないように注意しましょう。舌を出して、口で「ハァハァ」と呼吸している場合は暑すぎる可能性があります。常に水分は取れるようにしておきながら、適度な室温調整を心掛けてください。
犬の散歩時の冬対策
散歩時は、家の中と外との温度差が大きくなります。散歩のため温かい室内から急に外に出ると、温度の違いが犬の体に大きな負担をかけることになります。散歩前には部屋の暖房を止めて、少し温度に慣らしておいたり、犬にニットセーターやダウンジャケットなど、暖かい洋服を着させて散歩に出掛けるようにしましょう。
また、犬用の靴もあるので、嫌がらなければ靴を履かせても良いでしょう。
犬の留守番時の冬対策
人が外出をしている間、常に暖房をつけて、室温を管理することもできますが、乾燥しすぎてしまう場合があります。
そのため、犬に留守番をさせる時は暖房を止めて、寝床に毛布を入れてあげたり、湯たんぽを置いておくなど、部屋の中で犬が自分で体温管理ができるようにすると良いでしょう。
犬との冬の暮らし方の注意点
乾燥対策
乾燥を防ぐには、部屋の湿度をあげることが大事です。加湿器やエアコンの機能を使って、湿度を45~65%に保ってあげましょう。
肉球のケア
部屋の乾燥や冷たい地面を歩くことにより、冬場の肉球にはいつも以上に負担がかかり、乾燥したり、ひび割れをおこしてしまうことがあります。
その様な時には肉球用のクリームを使うことによって、肉球を保湿、保護することができます。お散歩帰りに足を拭いたあとは、きちんとクリームで保護してあげましょう。
皮膚のケア
乾燥した空気は犬たちの肌にも影響を与えることがあります。
その一つが痒みです。乾燥して痒くなった肌を必要以上に掻いてしまい、そこが化膿してしまったり、細菌感染してしまったりする恐れがあります。
皮膚に異常を発見したら、早めに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
まとめ
・寒さに弱い犬もいるため、寒さ対策は必要です
・犬にとって室温23~26℃、湿度45~65%が
快適な環境といわれています
・冬は乾燥対策や肉球のケアなども行いましょう
寒さに強い犬種もいますが、やはり個体差はあります。愛犬の寒がっている合図を見逃さずに、寒さ対策を行いながら、冬を楽しく乗り越えましょう。