カナダからこんにちは!
まだまだ寒い日が続きますがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
私の住んでいるオンタリオ州では先日マイナス30度を超えました。
今日は冬に多くなるねこちゃんの「膀胱炎」についてご紹介したいと思います。
膀胱炎の発症率は冬は他の季節の2倍以上ともいわれており、まさに猫ちゃんたちの季節病といっても過言ではありません。
どうして冬にこんなに膀胱炎が多くなるのか・・・いろいろ理由はありますがずばり、寒いことが原因の1つだといわれています。
突然ですがみなさん、お家の猫トイレのある場所を思い浮かべてみてください。
猫トイレを暖かいリビングに設置してあるご家庭は少ないのではないでしょうか?
もちろん匂いも気になりますし冬場でも換気のいい場所に置きたくなりますよね。
しかし寒さが大の苦手な猫ちゃんたち。
もしかしたら寒い場所に置いてあるトイレに行くのが億劫でトイレの回数が減っているかもしれません!
寒いトイレに行くのが億劫って・・・ちょっと人間味が溢れてます(笑)
冬でもともとの飲水量が減る。それに加えて寒さのせいでトイレに行くのを我慢してしまうので他の季節に比べて膀胱炎になりやすいと言われています。
では、どうすれば膀胱炎を防げるのか。
いくつか我が家で実際に行っている方法をご紹介します!
その1、トイレは暖かくて薄暗い部屋に設置。
その2、お水は家の中の2か所以上に置いておく。
その3、ハナ(飼い犬)がせんちゃんのおトイレの邪魔をしないように、トイレのある部屋には入らないように引っ越してきたその日からトレーニング。
上記の3つが私が特に膀胱炎を意識して実際に行っている方法です。
実はトイレに関してはとてもデリケートな猫ちゃんたち。
自分より立場の強いボス猫や新米猫ちゃんに気を使って気の向くままにトイレに行けないこともあります。
そこで理想的なトイレの台数は猫の頭数プラス1つ~2つだと言われています。
わんちゃんに比べると多頭飼いしやすいといわれている猫ちゃんたちですが、もう一頭引き取る前に是非トイレの場所や数、お水を置いておく場所などもう一度検討してみてくださいね♪
また、上記でご紹介した膀胱炎は「特発性膀胱炎」と呼ばれるものです。原因が特定できない膀胱炎症のことで、ストレスが主な原因の一つと言われています。
その他にも細菌が原因で起こる「細菌性膀胱炎」というものがあります。
猫ちゃんを飼っていて切っても切れない「下部尿路疾患(おしっこまわりの病気)」との関係。
少しでもはやく異変に気付くには、健康の時の様子を観察しておくのが一番!
普段のおしっこの量や回数、飲水量、ご飯を食べる量を把握していち早く異変に気付いてあげてくださいね(^^)