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2021年3月26日

こそっとお伝えします「避妊・去勢手術の本音」

 

 

こんにちは!

今日は去勢・避妊手術について元動物看護師目線でお話ししたいと思います。

 

まずタイトルにもある通り…

 

Q、避妊・去勢手術ってほんとにしなくちゃダメ?

 

 

A、YES!

 

 

どうしてこんなに自信満々に言えるのかというと避妊・去勢手術をすることで飛躍的に将来病気にかかる確率が下がるからです。(病気によっては100%防げるものもあります)

 

「健康な体に全身麻酔をかけてお腹を切るなんてかわいそう・・・」
「まだ6ヶ月そこそこで手術するなんてかわいそう・・・」

 

こういった声もたくさん聞いてきました。

 

でも私は逆に
「高齢になり、病気にかかったわんちゃんねこちゃんを見たことはありますか?」
と聞いてみたいです。

 

高齢で手術が必要なほど弱ったわんちゃんねこちゃんは大嫌いな病院にいるのに抵抗せず、うるうるした目で震えながらこちらをじっと眺めています。

この姿を見る度に
「どうしてもっと早く手術しなかったんだろう・・・」
と思ったことを覚えています。

 

じゃあ病気になってから手術すればいいんじゃないの?と疑問に思うこともあるかもしれません。

しかし高齢になり他の疾患もある中麻酔をかけるのはリスクが高いです。

 

またリスクが高い中行う手術は万全を期す為、血液検査や点滴の数・種類が増え外科的手術に高い技術を要するため費用も高額になります。

お家に帰れる日は通常の避妊・去勢手術なら次の日には問題なく帰れますが(動物病院によってはその日中にお迎えOKの所もあります)リスクを伴う手術では予後観察も重要となり入院日数が長引きます。

手術の種類や容体によって一概には言えませんが短くとも2日~3日、長引くと1週間以上入院というケースも少なくありません。

 

逆に避妊・去勢手術をすることのデメリットは「太りやすくなる」ことです。

わんちゃんねこちゃんの肥満は管理がしやすく、飼い主さんが責任をもって適切な量のフードをあげていれば過度に肥満になることはまずありません。

 

ちなみに私の住んでいるカナダではペットに避妊・去勢手術をさせるのは飼い主として当然の責任といった雰囲気があります。
私の勤めていた動物病院では毎日のように手術が行われていました。

手術をすることで発情期のイライラや落ち着かない気持ちからわんちゃんねこちゃん自身も解放されます(^^)

 

避妊・去勢手術をするかしないか、メリットデメリットを知ったうえでもう一度検討してみてくださいね♪

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